それは「17秒」といわれています。
どんなに素晴らしい景色をみても、あるいは美味しい食事をとっても、
これを文字化しようとした途端に情報は劣化していきます。
言語化するとき、情報の劣化を食い止める手があります。
それは、高い位置から見下ろすように話を俯瞰することです。
俯瞰ができていなければ、話をはじめて、どこにたどり着くのか自分
でさえもわからなくなります。
でも俯瞰できたからといってそれだけでは話は上手になれません。
簡潔にまとめてわかりやすく話せるようになるためもう一工夫が必要
です。
17秒で簡潔に話を伝えることができなければなりません。
なぜ、17秒なのかは理由があります。
人間には長く思い出として残る「長期記憶」と、人から携帯の番号を
教えてもらってその場で電話するときのような「短期記憶」に分かれま
す。
教えてもらった携帯番号が好きな異性のものであったら、簡単には
忘れられず、何回も繰り返してかけているうちに「長期記憶」に昇格し
ていきます。
これが歴史の年表だったりすると、何度もリハーサルが必要になり
ます。
でも、仕事場で上司に報告をしないといけないとか、会議で発言しな
ければならないというときは、何度も繰り返して「長期記憶」に持って
いく時間はありません。
頭の中に「短期記憶」として保管しておかないといけません。
何度も繰り返さなくても「短期記憶」に残る話し言葉の時間の上限は
17秒間なのです。
つまり、話し手にとっても聴き手にとっても17秒間
がリハーサルなしに記憶できる時間なのです。
17秒を超えるあたりから冒頭の言葉から忘れていくようになって
います。
だからといって5秒や10秒ではメッセージに意味を込めることが
できません。
17秒間単位で的確に一文で相手に伝えるようにしましょう。
『言いたいことが確実に伝わる17秒会話術』では話すのに17秒間
かかる例文として次のメッセージを掲載しています。
「現代社会でストレスとつきあうために、「ストレスの種類」にどの
ようなものがあるか説明します」
聞きとりやすい長さであると思います。
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