毎日スキルアップ通信で紹介している本よりも中身はやや専門的ですが、一通り読んで理解するのではなく、リーダーシップに関するキーワードや理論を自分の問題に置き換えながらじっくり学んでほしいという著者の考えに沿って、読んでは考え、考えては読むように少しずつ読むようにしています。
スキマ時間を利用する読書にはちょうどよい新書です。
『リーダーシップ入門』
金井壽宏著 日本経済新聞社 (2005/03)
その中に書いてあったのですが、リーダーの成立は次の3つに分かれるそうです。
1辞令、任命によるもの
2選挙によるもの
3自然発生で生じるもの
会社は辞令をもらって部長や課長になれます。
部長や課長の下につく部下たちにとって、自分たちの上司は誰がいいかというような選択の余地はありません。
でも、部長や課長は人事評価の権原を持っているのでへたに逆らえません。
部長や課長にとっては後ろを振り向いたとき部下が付いてくるので悪い気はしません。
ただし、会社を辞めたり、他の会社に片道切符で出向したとき、たいていの場合、以前の部下とは縁遠くなります。離れても打算抜きについてくる部下がいれば、上司に対してプラスアルファのリーダー性を認めていることになります。
次に選挙によって選ばれたリーダーについて考えてみましょう。
委員とか議員が考えられます。
先ほどの上司と違って、構成員あるいは選挙民によって選ばれたリーダーです。
でもどちらかというと直接、行事や業務が関係しなければ縁遠い存在です。
議員先生のときは、選挙、盆暮れ以外は何をしているかわからないところがあります。
一番、舵取りが難しいのは自然発生的に生じたリーダーシップではないでしょうか。
リーダーを選んだ人たちは選ばれたリーダーと社会的に身分の差があるわけでないので、リーダーを見る目も厳しくなります。
kougaiは以前、誰もなり手がないマンション管理組合の理事長をやらされていたことがあります。。3回目の理事長就任の年が築後15年にかかろうとしていた年度でした。
このときはマンションの修繕をめぐって大変でした。
15年目の大規模修繕をやらなければ、将来マンションの資産価値は下がっていくし、壁やタイルがはがれ安全性に影響が出ることから、銀行からの一時借入と修繕積立金を月1万円程度値上げするために、住民1人ひとりを説得し、意見をまとめるために大変苦労した思い出があります。
今は1の任命による中間管理職ですが、マンションの理事長時代の方がリーダーシップを試されていたような気がします。
みなさんも、今まで、何らかの形でリーダーシップを発揮したことがあると思います。
毎日スキルアップ通信で特集している「リーダーシップ」を決してよそ事ではなく自分の問題としてお読みくださいね。


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