「報道ステーション」「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系)等のテレビでの解説でも活躍中の弁護士の谷原誠さんが新著『人を動かす質問力』を出されました。
谷原さんはメルマガ「弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義」を執筆されていて毎スキとは相互紹介などで長いおつきあいです。
谷原さんの強みは何と言っても「交渉力」、「論理構成力」。弁護士活動を得て鍛え上げたこれらのスキルを体系化し、これまで多くの著書を出されています。
今回の新刊紹介『人を動かす質問力』は、どんなに気弱で口べたでも、1分で心をつかみ、そして動かすことができる手法が230ページの新書判サイズのなかにぎゅっと詰まっています。
たとえば、次に掲げる事項にひとつでも該当するものがあれば、「人を動かす質問力」はあなたにとって役に立つノウハウ本であることを保証します。
・人や情報が自然と集まってくる人になりたい。
・気に入られたい人がいる
・お客さんの本音や関心を見抜きたい
・妻(夫)や恋人に携帯電話を見せろと言われたら困る
・ダメな上司や部下に困っている
・意志が弱く、なかなか目標を達成できない
・どちらかというと悲観的だと思う
「人を動かす質問力」
(谷原誠著、角川書店、740円)
質問は、相手を強制的に特定の方向で考えさせる力を持っています。
質問は、答を聞くだけのためにするものではありません。
次の質問に答えてください。
「なぜ、いま質問力が求められると思いますか?」
あなたは、「なぜ質問力が求められるのだろう」と当然考えますよね。
しかし、この質問には「ワナ」が隠されています。
「いま質問力が求められている」という考えがあなたの中にすり込まれてしまっているのです。
「なぜ質問力が求められるのだろう」と聞かれれば、「今の時代は質問力が求められていることが常識なんだ」という考えがすんなり頭の中にはいってしまいます。
つまり、質問で相手を洗脳することも可能なのです。
質問の力を身につけると、あなたの人生は思いどおりコントロールすることができるようになります。
「人を動かす質問力」は、ビジネスにおいても私生活においても強力な武器となる「質問力」を身につける方法が解説された本です。
人を動かすには、命令してはいけません。
質問することです。
人をその気にさせるには質問をすることです。
また、人を育てるには、やはり質問をすることです。
そして、人生で勝利するには、やはり質問をすることです。
質問には6つの力があります。
1 思いのままに情報を得る
2 人に好かれる
3 人をその気にさせる
4 人を育てる
5 理論に強くなる
6 自分をコントロールする
質問をするときは、目的をはっきりさせるべきです。
質問されたとき、答えたくなるのはどういう場面でしょう。
それは、自分が好意を持っている人から質問されたときです。
人に好意を持ってもらおうと思うなら、自身が相手のことを好きにならなければいけません。
質問をするときの姿勢も大切です。
身を乗り出し、きちんと目を向けて話しかけるようにしましょう。
人をその気にさせる2大原則があります。
1 自尊心を満足させるために動く
2 自尊心が傷つくのを回避するために動く
つまり、人を動かしたければ、自尊心を満足させるような質問をするか、あるいは自尊心が傷つくのを避けたくなるような質問をすればよいのです。
モノを売るときも同じです。
「○○があれば、友達をうらやましがらせることができると思いませんか」
「○○ぐらい持っていないと、デートするときちょっと恥ずかしいと思いませんか」
以上、さわりの部分のみ紹介しました。
さすが敏腕弁護士と言われるだけあって、本書は精緻な論理構成力で書き上げられています。
気軽に読める新書判の形をしていますが中身はビジネス専門書としても完成度が高いものです。
朝、夕の通勤、あるいは昼休み時間に少しずつていねいに読み、行動に移していけば、驚くほどビジネス力をつけることができそうです。
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