本書は3年間に出版された『「セミナー講師」になって稼ぐ法』の続編に当たります。
著者の松尾さんはこの間、100回を超える自主セミナーを開催するとともに、セミナープロデューサーとしてたくさんのセミナー講師を育ててきました。
3年前と比べ、自主開催のセミナーは確実に増え価格競争の様相さえ見せているそうです。これからは講師淘汰の時代になるとも予測されています。
そうはいっても、セミナーを開催することで稼ぐこともできるし、さらに、昨日の著書にもあったように「お願い営業」ではなく「先生マーケティング」を展開することができるようになります。
松尾さんは、3年間のセミナー開催を通じて新たな課題を発見し、これを解決するなかでさらもノウハウを磨いてこられました。
その成果が本書のなかに盛り込まれています。
本書は前作と併せて読まれることをお勧めしますが、本書だけを読まれても十分理解できるよう配慮されています。
それでは本書の中からセミナー講師のメリットについて紹介させていただきます。
『セミナーで講師になって稼ぐ方法(実践編)』
松尾昭仁(グラフ社 2009.8.5)
http://www.amazon.co.jp/dp/4766212657/ref=nosim/?tag=johonet-22
初めてセミナーを開催するとき誰でも最初に何を話せばいいのだろうかというカベにぶつかると思います。
自分に専門性はあるのだろうか、講師料をとるだけの価値はあるのだろうかと誰もが不安な気持ちになるのではないでしょうか。
まず、自分の棚卸しをしてください。
これまでの社会の経験を通して、何らかの専門性や能力を身につけていると思います。
たぶん、ご自分の専門性や能力について、さらにその上を行く先輩や専門家はたくさんいることでしょう。でも、それは気にされなくてよいと思います。
大切なのは、あなたの専門性や能力を学びたい人が世の中にいらっしゃるということです。
その方々を捜し出して、その方々の立場に立って、わかりやすく教えることができればセミナーとして成り立ちます。
本書では
「あなたのノウハウを学びたいと思っている人をどうやって探し出すか」、
「わかりやすく教えるためにどんな方法があるのか」
などが解説されています。
セミナーのよいところは、話す人と聞く人の直接対面で行われるところです。
書籍やインターネットでは味わえない臨場感があります。
講師の表情やしぐさ、さらに会場でしか聞けないとっておきの話、質疑応答、セミナー後の交流会などで、本を読むよりも何倍もの気づきややる気を手に入れることができます。
人は、寂しがりやの生き物です。
同じ興味を持つ人や問題をかかえる人たちが集まって、いっしょに有益な情報を得たいと思うものです。
だからこそ、講師は準備に準備をかさねて、参加者のみなさんの期待に応えるようにしなければいけません。
我々はF1ドライバーとかプロ野球の選手のように何百万人も楽しませるような専門家ではありません。
数は少ないけれど、あなたの持っている情報や経験談を聞きたいと思っている人たちは必ずどこかにいるはずです。そういった人たちを探しだし相手にすればよいのです。
1回のセミナーで全部、自分が持っている情報、ノウハウをはき出すくらいの気持ちで全力投球してください。
松尾さんの経験によると、セミナーを開催するごとに、さらに情報、ノウハウが講師自身にフィードバックされ、バージョンアップされることで、2回目の開催が見えてくるものだそうです。
講師は他人に教えることで、知識や経験は豊かになっていきます。
だから、できない人の立場でいつも物事を考えるくせをつけることが必要です。
身近な人に自分が知っていることをいろいろ教えてあげることで、いろいろな発見があります。講師デビューを控えての練習にもなるし、マーケティング調査にもなります。
講師を目指すからには、出し惜しみではなく、つねに現場ですべてを出し切って、バージョンアップする姿勢でのぞんでください。
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