どんな業界においても売れるためにはマーケティング活動が必要です。
一般のビジネスパーソンと変わるところがありません。
というか、ビジネスパーソンも頭が下がるほどマーケティング上手な芸能人はたくさんいらしゃいます。
去年、『芸能人の成功から学ぶマーケティング入門』というユニークな題名の本が出版されました。
芸能人のマーケティング活動事例の後に一般的な理論が解説されており楽しくマーケティングが学べる内容になっています。
ユーミンこと松任谷由実さんが1972年に出したデビューシングルは300枚しか売れませんでした。
その頃はフォークソング全盛期。彼女のプチブルジョア風の都会的なセンスは泥臭いフォークソングの世界と真っ向から対立するものでした。
しかし、ユーミンは彼女独自のマーケティング活動を通して自分の商品価値を高めていき、80年代にその全盛期を築きます。
特に優れていたのが「マーケティングリサーチ」
深夜になると若者が集まる喫茶店に行き、何食わぬ顔でコーヒーを飲みながらあちこちで繰り広げられるカップルやグループの話を聞きながらこっそりメモをしていたそうです。
自分の購買層が集まるところに直接行き、彼らの嗜好や傾向を調べていたのでした。
島田紳助が優れていたのは「ポジショニング」
彼は、ネタを覚えるのではなく、漫才の構造そのものを分析することにしました。
今日(9/15)のメルマガでポジショニングの話をしましたが、彼はお笑いに求められる価値は何か考え、次のような座標軸を作りました。
ファッショナブル
┃
┃
ク ┃ 陽
| ━━━━╋━━━━
ル ┃ 気
┃
┃
カジュアル
他にも座標軸の項目して「知性」「ファッション性」など使い、自分がどの位置に立てば競合が少なくオリジナルが出せるか研究したそうです。
島田紳助が今の時代にマッチするのは彼が持つ天性の才能なんかではなく、自分のポジショニングを絶えず意識して研鑽に励んだからです。
【参考図書】
『芸能人の成功から学ぶマーケティング入門』
太田 眞彦(総合法令出版 2008.1.10)
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マーケティングの検討では、ポジショニングがとっても重要な問題だと思います。
レッドとブルーの海物語り?も同様ですが、マトリックスの座標軸を何に設定するかで、意味合いが異なってくることもあり、虫になったり鳥になったり、魚になる頃には、アルコールで盛り上がって、なかなか完結しないんです。(^o^)
社内で明らかに他と異なるポジションに立っています。
ここから島田紳助氏と異なって優れたところが無いのが痛い。
あまり価値を認められることはなく、陸の孤島状態になりつつあります。
以前、普通の顔(表情)は冷たい、と言われたことがあるのですが、どうもその影響とばかりは言えないのかも。(-_-;
masa55さん
ポジショニングは営業に限らずライバルがひしめく世界で生き残っていくためには重要な戦略スキルであると思います。価値観が多様化している現代社会において自社の強みが活かせる市場セグメントを見つけていくことで企業が生き残るための条件ですものね。ところで海物語ってパチスロのことでしょうか?さっぱりわからなくて、ごめんなさい。
すずボスさん
私もいっしょです。
だいたい普通のサラリーマンなのに会社の人間には内緒で5年間もビジネスノウハウやスキルをテーマにメルマガを書きつづっていること自体が、立つ位置が全然違っていないとできないことです。うまくやろうと思うなら自分が社長になるしかないと思いますよ。でもそうなったら周りをほとんどクビにするかも(笑)
芸能界は才能さえあれば...なんて思っていましたが、やはり売れるものを売れるように売る、どこの世界も同じ何ですね。ユーミンは私も好きで、今でもファンが多いので凄いよなぁと思っていましたが、そういう努力があっての事なんですね。
くーじゃんさん
はじめてユーミンの歌を聴いたときにはフォークソングの雰囲気と違って都会的で透明感あふれるメロディに驚いたものです。彼女の音楽の才によるところも大ですが、さらに時代が望むものは何かをつかみ取るために綿密なリサーチに努力を惜しまないところも大きいと思います。今日までの活躍の源になっているのかもしれませんね。