8月の半ばに「孫正義の野望」というテーマで、業界でいつも新風を巻き起こしている企業家、孫正義氏を特集しました。
彼の戦略には基本パターンがあります。
巨大企業がすでに参入し誰もが太刀打ちできないとあきらめている市場に斬り込んで、強引に自社の居場所をつくっていくやり方です。
名もない会社の頃、ソフトウエアの流通に乗りだしときもそうでした。
Yahoo!BBとして、ADSL事業へ参入するときもそうでした。
ボーダフォンから携帯電話事業を買収してソフトバンクモバイルを開始したときもそうでした。
台風の目のように業界に入り込み、話題を集めてきました。
Yahoo!BBのときは、ADSLモデムの無料配布キャンペーンを全国で展開し、一気にADSLのシェアトップに躍り出ました。
その大胆な戦略は競合他社の理解の範囲を超えるものでした。
ソフトバンクモバイルの「ホワイトプラン」も同じ契約者同士で21時までは通話料無料という驚きの値段設定で2年で1500万件の申込件数を獲得することに成功しました。
ソフトバンクの基本的なスタンスは「とにかく取引を始める」ということです。
1回目の取引が始まらなければ何も始まらないということです。
無料、もしくは格安設定は周りから見ると狂っているようにも思えます。
でも、契約さえすれば生涯お客様になってくれる可能性が高いわけです。
「顧客生涯価値」を考えれば決して無謀な戦略ではないはずです。
ソフトバンクは顧客を驚かし、市場を驚かすことにお金を使うことで成功しています。
ソフトバンクのように集客ポイントと収益ポイントをきっちり意識して「儲けどころ」を用意することが重要です。
【参考図書】
『1億積んでも学びたい売れる仕掛け』
鳥内浩一 1,365円(PHP研究所 2009.4.6)
ところで記事の訂正のお知らせです。
8月19日付けの記事『ソフトバンク流仕事術』で紹介しました『ソフトバンク流「超」速断の仕事術』の著者大木豊成さんのお名前を誤って大木豊彦さんと表記してしまいました。
訂正してお詫び申し上げます。
『ソフトバンク流「超」速断の仕事術』
http://maisuki.com/2009/08/post-63.html
著者の大木さん本人からコメントをいただきました。
ほんとうに申し訳ありませんm(_ _)m
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ソフトバンクの成長の過程を読んで感銘を受けました。
孫正義社長の発想、行動力、交渉力のすごさもさる事ながら、それを実行に至らしめる周囲の方の実行力。
でもそれを引き出すのも、やはり孫正義社長という人なんでしょうね。
孫社長は幼い頃から強い信念と強い心意気をもっておられたのですが、我が社のような小さな会社は、先ず仲間同士のコミュニケーションを強くして コンボイ型 の組織を形成するか、脳をもたないヒトデ型の組織を目指すか・・・。
すずボスは、早くどちらにも対応出来るようにしておかなければ。
まずは取引を始めてしまう。確かにそうですね。世の中もっと便利でもっと安い製品、サービスがあるかもしれませんが、何かある毎にわざわざ調べているわけにもいきませんからね。やはり、「今まで付き合ってきた所」を優先してしまうのだろうと思います。
携帯の分野では、無料通話や家族割りなど、ソフトバンクが導入したモデルがいまや一般的になってしまいました。
先駆けは、次に何を仕掛けるのか興味深々です。
追伸
ブログの21位おめでとうございます。ベスト20位入りはもうすぐ。ベストテンを目指していきましょう。
追伸
ブログ21位おめでとうございます。
20位入り、ベストテン入りを目指しましょう。
すずボスさん
孫正義社長の迫力は凄いものがありますよね。それに引っ張られるように周りも実行力が増すのだと思います。コンボイ型の組織、たとえがいいですね。機能的でどのような変化にも対応ができ力強い感じがします。ヒトデ型もいいですんね。たとえ切られて2つに分かれてもそれぞれが新たな生命体として再生できるような組織も生命力があると思います。
くーじゃんさん
新しいものに変えるというのはかなりエネルギーが必要ですものね。
新しいサービスを受ければ便利なのだろうけれど、面倒くさいので今まで付き合ってきた所を利用していろいろ考えまいとしていることって結構あるように思えます。
マーさん
そうなんですか。実は今日はずっと外回りの日で、さっきやっと家に帰ってパソコンを立ち上げたところです。記事は早朝に書き上げて以来、今日一日パソコンからずっと離れていたのですが、善戦していたのですね。これもみなさまのおかげです。ありがとうございます。