【本日の紹介図書】
『超訳ニーチェの言葉』
フリードリヒ・ニーチェ 白取春彦編訳
1,785円(Discover 2101 1.15第1刷 3.5第9刷)
本は10章で構成され、232の言葉が紹介されています。
その中でも第4章の「心について」は読む人を元気にする言葉がたくさん登場しますので、ほんの少しだけ紹介させていただきます。
【軽やかな心を持つ】
何か事柄に当たるとき、仕事をするとき、軽やかな心を持つようにすればすべてうまくいきます。
つまらない制限をかえりみたりしない自由な心です。
そんな軽やかな心を持っていないと自覚する人は、多くの知識、多くの芸術に触れるようにしましょう。
そうすることで、私たちの心は徐々に軽やかさを持つようになっていきます。
【風景が心に与えるもの】
いつも生活や仕事のなかで、ふと振り返り遠くを眺めたとき、山々の連なりや、地平線、水平線といった確固たる線が見えるということはとても大切なことです。
単なる見慣れた風景かもしれませんが、しっかりと安定した線があれば、人間の内面に落ち着きや充足、安堵、深い信頼を与えくれるからです。
誰でも本能的にそれを知っているからセカンドハウスは窓からの風景を重視した場所を選ぶのです。
【心の生活習慣を変える】
毎日の小さな習慣の繰り返しが、慢性的な病気をつくります。
心の習慣も同じで、魂を病気にしたり、健康にしたりします。
日に10回、周囲の人に冷たい言葉を浴びせていた人は、今日から日に10回、周囲の人を喜ばせるようにしようではありませんか。
自分の魂が治癒されるだけでなく、周囲の人々の心も状況も、確実に好転していきます。
ニーチェは自身が生きた時代(19世紀)のキリスト教に対して「ありもしない価値を信じ込ませようとしている」と非難しました。
この世の絶対価値は「宗教」でも「金銭」でもなく、「生きていく人間」なのだと主張したので、ニーチェの思想は「生の哲学」とも呼ばれています。
ニーチェの言葉が魅力的なのは一生懸命に生きている人間への熱いメッセージが時代を超えて今を生きる私たちの心にも響くからなのだと思います。

はてなに追加
MyYahoo!に追加
livedoorClipに追加
Googleに追加



ニーチェというと、ニヒリズムの象徴であり、厭世感が強く印象に残っていたのですが、新たな発見で、ご紹介いただいた言葉から人生への確信を得ることができます。
まさに「超訳」なのでしょうね。
こんにちは、初めてコメントさせていただきます。
スキルアップ通信も楽しく読んでいます。
私も、今朝からこの本を読んでいます。すごく読みやすいです(外見は分厚くて敬遠しそうですが・・)。昔書かれた本とは思えないぐらい今の私にfitしています。
今朝「己について」を読み終えて、今は先に「心について」部分を読んでいます。まさにご紹介いただいた「心の生活習慣を変える」という部分は「そうしよう!」と思ってしまいました。1回だけでなく、いろんなことがあった時に読んでいくと自分の悩み、迷いに対してのアドバイスとなるかも!と感じました。
徹底的に人を中心とした洞察と意見。自分を大きくしてくれるような言葉も良いですが、しっかり地に足がついたこういう言葉はすっと入ってきますよね。
マーさん
そうですね。権威とか宗教は嫌いでも現世を生きる人間を見つめる目は温かかったのでしょうね。筆者もその部分をうまく超訳ですくい取ったのだと思います。
hirarinさん
コメントありがとうございます。持ち運ぶには大きすぎますが、いつも手に届くところに置いて、何度も読み返したい本ですよね。1世紀以上も前の言葉とは思えないくらい今の時代を生きる私たちに響くものがあります。私もこれを座右の書にしようと思っているので、これからも何度かメルマガやブログに登場すると思います。
くーじゃんさん
そうですね。当時の常識であったであろうキリスト教への帰依を拒んだわけですから、相当な覚悟をもって現世を生きる人間へのメッセージを書き連ねていたのだと思います。