渡邉美樹さんは幸せをコップにたとえます。
コップは2つあって、1つは「自分のため」のコップ、もう一つは「人のため」のコップです。
「いい生活がしたい」「お金持ちになりたい」は「自分のため」のコップを満たすものです。
【本日の紹介図書】
『幸せの哲学「存在」対「効果」』
渡邉美樹 1,680円(日本文芸社 2010.2.26)
誰だって「自分のため」のコップは満たしたいと思っています。
渡邉さん自身、無欲ではないし、まず自分のコップを満たした後にあふれ出る部分をまわりの人のコップに注ぎたいと考えています。
渡邉さんはまわりから無欲に思われているそうですが、自分のコップは当初から大きさは変わっているわけではなく、入ってくる水の量が格段に増えたから相対的に自分のコップが小さく見えるだけで決して無欲ではないと告白しています。
でも、だんだん自分のコップも小さくしていき、マザー・テレサのようになりたいとも思っています。
なぜなら自分が満たされていれば、満たされていない人の気持ちはわかったつもりでも真にわかることができないからです。
マザーテレサは自分が空腹のときに「お腹が空いている人に出会えますように」と願い、自分が寂しくてたまらないときに「寂しい人に出会えますように」と願ったそうです。
そこまでいかないと人に優しい言葉をかけることができないと思ったからです。
でも、最初からそういう境地には達することはとてもできません。
人のためのコップに入れる分は
100万円入ってきたら1万円、
300万円入ってきたら10万円、
1千万円入ってきたら、100万円と徐々に率を増やしていけばよいのです。
それでも、自分のコップはどんどん大きくなっていくわけです。
渡邉さんのコップの成長はずっと以前からストップしています。
それだけでもすごいことです。
「人のため」は結局、自分に返ってきます。
「お客様の笑顔を見たい」
ワタミの経営理念につながります。
日本全国、居酒屋チェーン、ファミレスはたくさんあります。
どれも同じようなものだと思っている人は、いろいろ行ってみて従業員を見てみるとよいと思います。
人の幸福や満足にかかわりたいと思っている従業員と自分のコップを満たすことだけを考えている従業員の違いがはっきりと見えるはずです。
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ずっと前にテレビで見た時は、確か渡邊さんは厳しい言葉で社員を叱っておられました。ある意味、自分や自分の仲間には厳しい方なのだ、と思います。
渡邊さんのようにとはなかなか行きませんが、同じ会社の社員同士、少しずつお互いの仕事に興味をもち、気遣うようになればいいな、と思います。
すずボスさん
渡邉さんは自分のコップを小さくされているので、身内にも厳しく叱ることができるのでしょうね。少なくとも単にお金や物質を与えて人を幸せにしようというような考え方ではないようです。渡邉さんの最近のボランティアに対する真摯な取組について明日のメルマガで紹介しようと思っています。
本当は収入の10%を寄付....といきたい所ですが、今は3%くらいでしょうか。嫁さんからは家計を圧迫しないでくれと言われているので、自分の小遣いから何とかやりくりしています。
世界では5歳以下の幼児が毎分12人の割合で餓死しているそうですから、子供を持つ親としては心苦しい限りです。
ユニセフという国連の機関で、飢餓や病気に苦しむ子どもたちを支援するところがあるのはご存じだとお思います。
ここに自動引き落としで寄付をしていますが、1%にも満たない。自分のコップばかりを大きくしていることを恥じています。
形だけのものではなく、気持ちを込めるよう金額変更をします。
くーじゃんさん
私の場合、街頭募金や職場での募金を合わせても3%はいかないと思います。渡邉さんの本に飢饉で苦しむカンボジアの人たちの話が書かれていましたが、飢えで苦しむ中、それでも周りに気をつかって優しいんですよね。読んでいて涙が出そうになりました。
マーさん
渡邉さんの活動はそこまでやるのかというくらい徹底しています。まだワタミの社長と思っていたのですが、そっちの方は退いて、学校や病院経営のほか飢餓で苦しむカンボジアに直接出向いて小学校の建設などに関わっているそうです。そのあたりについて明日のメルマガで紹介しますね。