福島正伸さんの著書『キミが働く理由』の中に出てくる「駐車場の管理人さんの話」を覚えていらっしゃる方は多いと思います。
その管理人さんは土砂降りの雨が降っているとき1本しかない傘を福島さんに貸してくれるような人でした。
「それじゃ管理人さん濡れるでしょ」
「私はどうなってもいいんですよ」
【本日の照会図書】
『1日1分で元気になる法則』
福島正伸 1,365円(中経出版 2010.3.10)
その駐車場が満車になると管理人さんはわざわざ駐車場の外に立ち、入ってこようとする車の一台一台に頭を下げてひたすら謝ります。
「いつ来ても満車じゃないか!」と怒鳴られることもあります。
ロープを張っているので他の管理人さんのように冷暖房の効いた管理棟で漫画でも読んでいればよいのにそんなことはしません。
福島さんはどうしてそこまでしないといけないんだろうと不思議に思っていました。
ある日、管理人さんが病気の奥さんを連れて田舎に引っ越すためその駐車場を辞めることになりました。
福島さんは管理人さんが勤務する最後の日に管理棟に2千円の菓子折を持ってお別れに行くことにしました。
そこで信じられない光景を目にします。
管理人室の受付窓にはたくさんの花束が山に積まれ、ドアの横にも1メートルぐらいの高さになるほど色とりどりのおみやげが2列になって積み上げられていました。
室内には人がいっぱい。
何をしているのかとのぞいてみたら、みんな管理人さんとの最後の記念写真を撮るため順番待ちしているのです。
管理人さんに教えてもらいました。
「仕事が面白いかどうかではない。
仕事は自分で面白くすることができる」ということを。
『1日1分元気になる法則(人生が変わる考え方24)』で紹介される最後の言葉は次のとおりです。
「どれだけ人に影響を与えたかが、その人の生きた価値である」
著書の最後に「言葉との出会いは、私たちが生きていく上で最高の喜びである」と結んでありました。
普段の見慣れた風景、人、聞き慣れた言葉のなかにたくさんの感動があり、それに気づくことが大切であることを教えてくれる本です。
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駐車場の管理人さんの話は感動的で、とてもよく覚えています。
どれほど多くの利用者に感動を与える仕事をされたのでしょうか。一つ一つの仕事に、これだけの感動を生みだす取り組みをできるように努力しなければならないと思います。
ご照会の本、1clickしました。私は元気なほうだと思いますが、それを維持しさらに元気になりたいものです。
「言葉との出会いは、私たちが生きていく上で最高の喜びである」とありますが、福島さんがどんな言葉と出会って今に至ったのかが興味ありますね。
マーさん
私の実家近くの車の往来が激しい横断歩道で毎日児童たちの交通整理をされている60歳ぐらいの男性の方がいらっしゃいます。最初は市会議員の選挙にでも出るのだろうかと思っていたのですがそのようなことはなくずっと続けていらっしゃいます。私自身、もっと感動を見つけて少しでも自分のなかに取り入れていきたいと考えています。
くーじゃんさん
福島さんは大学卒業後、会社勤めが1ヶ月も続かず、独立して会社を立ち上げますが、最初「定款」の「会社の目的」欄に世直しと書いて法務局に注意されたというくらい何もわからない状態から会社経営を始め、大変な苦労をされて今日に至っています。その間、出会った人や言葉を大切にしてこられたことが今回の出版につながったもので、福島さんにとって言葉の重みは私が想像する以上のものではないかと思っています。